おうち時間に人気を集める「ウツボ」

ペットとしても人気のウツボ類

海水魚の中にはペット感覚で飼育される種がいくつかあり、ウツボもその一つ。
哺乳類のペットが飼えない環境の人でも、海水魚なら飼える場合が多くコロナ渦でのおうち時間もあり昨今は人気が上がってきました。数日の外泊ならお留守番もできます。

ペット感覚になるのは20年程度という寿命が長さもさることながら、とても賢く毎日世話をしているとなつく(?)こともあり、人に寄ってくるなど可愛い一面が見られることがあります。もちろん強い顎を持つのでいきなり手を差し出すのはやめましょう。
ウツボと聞くと凶暴で怖いイメージもありますが、よく見るとつぶらな瞳がとても可愛らしく、海外からやってくるウツボはカラーリングの美しさも人気の秘密です。

飼育環境

大きく育つ種では180㎝水槽が必要ですが、比較的小型のウツボであれば60㎝や90㎝での飼育も可能です。
ろ過装置はオーバーフロー水槽がおすすめ。
何かで驚いた際に飛び出してしまう恐れがあるので、水槽には必ずフタが必要です。
飛び出した際にウツボ自体が傷ついてしまうので水替えの際など特に気を付けましょう。

レイアウトでは、安心できる隠れ場所を作ってあげる必要があります。
ライブロックを組んで隠れ家を作ってあげる場合は、ウツボが暴れた拍子に崩れて下敷きになったりケガをしないようレイアウトはしっかり組みましょう。
塩ビ管をベースにするのも安心です。

えさ

肉食魚でたくさん食べそうなイメージですが、ウツボはゆっくりと消化するタイプなので給餌は2、3日に1回で大丈夫です。
餌は冷凍エビやオキアミ、イカや魚の切り身が好物で、慣れればクリルも食べてくれます。
ウツボはグルメな1面があり、同じ餌ばかりだとに飽きることもあります。
偏食にならないよう最初から、餌の種類をローテーションしておくのがお勧め。

混泳

肉食なので小型の魚は食べられてしまいます。基本的には単独飼育がお勧めですが、食べられないサイズの海水魚や、同じくらいの大きさの同種であれば混泳も可能です。
同種でも対格差があると小さいほうがいじめられる可能性があるので注意しましょう。
混泳させる場合は、水槽サイズや個々の様子をしっかり見極めが大切です。


ウツボ一覧